家づくりで、施主様がとくに天然無垢材にこだわられたのは、新しい家族の誕生を控えていたから。生まれてくるお子さんのために、可能な限り安全で快適な環境を用意してあげたいという想いが出発点だったそうです。

杉の無垢材をふんだんに用いたお宅はこうして誕生しました。接着剤を含まない無垢材は小さなお子さんの健やかな成長を願う施主様にとって当然の選択でしたが、木肌のぬくもりとやさしい風合い、そして床面の滑りにくさも考慮されたそうです。

さらに、子育て初体験となる奥様のための考慮も随所に。たとえば、リビングに隣接して設けられたダイニングもそのひとつ。 小上がりになっていて腰かけがしやすく、おむつ替えも快適です。

なお、来客の多いU様邸では、調理に伴うニオイや音がリビングダイニングに伝わらないようキッチンを独立させている関係で、家事をしながら家族の様子を見ることができません。そのことが奥様にとってストレスとならないよう、 作業スペースを広く取ったり、お手入れのしやすいホーロー製のシステムキッチンを導入したりするなど、使い勝手や快適性を向上させることで、家事に要する労力の軽減を図っています。